Top » 災害救護活動 » 2008年01月 » 平成19年度沖縄県総合防災訓練へ参加

災害救護活動

平成19年度沖縄県総合防災訓練へ参加

IMG_1157.jpg

平成20年1月31日はあいにくの雨模様。昼過ぎから雨が止んで晴れ間も望むという天気予報に期待しつつ、正午小雨の降る中、出発式開始。沖縄赤十字病院正面玄関前で知花副院長の訓示を受け12時15分、日本赤十字社沖縄県支部に報告後2個班12名が2台の病院車に分かれて出発。移動中も相互に連絡を取り合い、順調に日程を消化しつつも車外の雨が気になる。12時30分待機所到着、県支部に到着の報告後、班内で今回の訓練に関しての役割分担・車中装備品の再確認を行う。車外の雨は止んでいる。1時間半の長い待機時間を利用して6名分の雨具を再確認。開始前に県支部・病院救護班の最終役割確認を行い、参加車の隊列を組み再待機。

14時訓練開始、無線連絡を受け赤色燈を点けサイレンを鳴らし那覇空港第5エプロン到着。順調である。車外の雨は止み雲の合間に太陽も望む。風が強く念のため上半身の雨具のみを装着し訓練参加。開始直後横殴りの雨が降ってきた!航空機火災消火訓練・避難誘導訓練等が順調に進められるが、エアーテントがトラブルで設営不能のため、現地救護所の訓練は急遽取り止めになり我々2個班の役割はトリアージ訓練のみに変更。雨足・風が強く寒い。この悪天候は想定範囲外であり、下半身の雨具も装着すべきだった。

会場は風の通り道である、とにかく寒い!悪天候下、報道機関のカメラを気にしつつ(NHKでは私の左腕のみが映っていた)スケジュールを順調に消化し、訓練終了。車中待機の連絡があり救急車に戻るも、救護班一同呆然。何と風上のスライドドアが開いていて車中が雨水でずぶぬれである。移動の際の車両確認を怠ってしまった、車両係・救護班長の責任である。皆で装備品を確認し、雑巾で車内の拭き掃除を行った。しかし車のエンジンが温まるまでは暖を取る手段が無く車内は寒い。下着までがズブヌレ状態だが、濡れた体を拭くタオルも数が限られている。南国沖縄でこんな寒さを味わうとは想定外であった。

訓練終了後の総評は予め設営されていたテント下で行われた。総評でも述べられていたが救護活動を行う時の天候は様々である。その天候に適した準備を事前に行い、十分な装備で望むことが肝要であろう。南国沖縄ではあるが、濡れて冷えた体を拭くのに十分なタオル・バスタオル、暖を取るための毛布や着替え等も準備が必要である。今回の悪天候の訓練で私が痛感したのは、救護班長の適切な天候判断が救護班員の二次災害を防ぐのに欠かせない事である。日頃の救護活動に対する準備・訓練が大切であることを教えてくれた非常に良い訓練であった。

沖縄赤十字病院医療社会事業部副部長 石川 守